小樽築港機関区

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2019年7月2日火曜日

 電化の迫る 御殿場線 1967.9.23-24

 東京から程近い御殿場線ですが、クルマ社会ではなく、まして学生の身ではおいそれとは撮影に行けませんでした。

 それでも電化が翌年に迫って来たので、友人と二人で頑張って行くことにしました。

 その友人の親戚が沼津に在住で、土曜日に泊めてもらえることになり、昼で学校が終わると沼津駅を目指して旅立ちました。

 まだ陽のあるうちに到着したので、沼津駅のはずれの線路端に向かうと、C50 が入れ替え作業をやっていました。


 また、御殿場線の脇では、夕方の通勤列車の組成作業を D52 がやっていて、その1本前のDC列車が本線を通り過ぎて行きました。


 翌日未明に飛び起きて、朝一番のDC列車で向かったのは、富士岡駅と岩沼駅の間の急勾配区間です。

 通勤列車は長編成なので客車列車で運転されていて、これが狙い目なのですが、線路端を歩けども両側にススキが迫り撮影場所が見つからないうちに、下りの客レが来てしまいました。


 そして本命の上り客レも、同じ様な場所で撮ってしまいました。


 朝日が昇って暖かくなり、早起きのせいでうたた寝をしていたら、D52 のドラフト音で目が覚め、慌てて数少ない貨物列車を撮影しました。


 このあとは客レなので通過時間は分かっていたのですが、やはりロクな場所を探せませんでした。


 まだ明るい昼間なのですが、明日の学校に備えて早々と御殿場駅から小田急の乗り入れDCに乗車し、新宿駅まで戻りました。


 結局御殿場線の D52 の撮影はこれが最後で、良い被写体なのにそれに見合う腕が無く、今でも残念に思います。

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