小樽築港機関区

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2019年7月26日金曜日

 C59 が走る 呉線 1968.8.3

 最後に残った C59 が走る線として有名だった呉線を、ようやく訪れることができました。

 この線では、広島駅への区間運転の通勤列車が多数運転されていて、広駅で発車を待つ列車が並んでいる姿が良く紹介されていました。

 通勤列車は休日運休なので、この時は広島で勤務されていた高校の先輩が、当時はまだ半ドンだった土曜日に休暇を取り、クルマで連れて行ってくれたのです。

 最初は坂駅と小屋浦駅の間で、早朝の列車を撮影しましたが、これらは定期列車です。


 下り列車牽引の C6215 は、最後は北海道に渡って行ったのですが、当然ながらこの時は知る由もありません。


 このあとは小屋浦駅の西側に向かいました。

 ここらだけは道路から少し離れているので、良く撮影されたポイントです。


 貨物用の D51 も、旅客機に混じって通勤列車を牽いてきました。


 再び小屋浦駅近くに戻ると、C62 が発車してきました。


 C59 が来ないかな、と思っていたら、ようやく C59162 が来てくれました。


 トンネルポータル脇に少し上がると、今度も C62 が小屋浦駅を発車して来ました。


 そして、最後の通勤列車も C62 ですが、常磐線で特急ゆうづるを牽引していた C6223 です。


 これで朝の撮影は終了で、仁方駅の先の勾配区間に向かいました。

 ここは眼下に瀬戸内海を臨み、上り列車が勾配を上ってくる場所です。

 最初に来たのは、勾配を駆け下って来る 急行安芸 で、C59164 の牽引です。


 上り貨物が近づいて来ましたが、仁方駅を通過のためか、暑さもあって、煙を上げてくれません。


 次の C62 牽引の客レは、期待通りに黒煙を上げてくれました。


 今度は、やはり C62 牽引の下り客レが、無煙で下って来ました。


 次の D51 牽引の貨物も同様ですので、瀬戸内海の景色を大きめに入れてみました。


 最後はお目当ての上りの 急行安芸 で、C59162 の牽引ですが、仁方駅通過のためか、あまり力行することなくやって来ました。


 暑い日の最後に広島機関区を覗いてみましたが、目に入ったSLは D51 が1両いるだけでした。


 お付き合いいただいた大先輩に感謝、の一日でした。

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