小樽築港機関区

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2017年6月14日水曜日

東洋活性白土(株)の小さなSL 1970.8.18

 大糸線のC56を追いかけて来て、糸魚川での上り貨物列車の時間までは東洋活性白土(株)の専用線を訪問しました。

 糸魚川駅の西に位置する同社の工場まで、国鉄との積み替えホームから約700mの線路が敷かれ、軌間は610㎜のナローゲージです。

 当時から一部のファンには知られた存在でしたが、私が訪れた時には同好の士の姿は無く、のんびりと撮影できました。


 積み替えホームから、単機で工場へ戻って来ました。

 大きなポプラ並木の横を、小さな機関車が進みます。


 昼休みなので構内に停車して、機関士さんもいなくなりました。


 運転台を覗いてみます。


 この機関車は2号機と称され、協三工業で1956年に製作された(実はその前に既に作られた在庫品との話もアリ)ものです。
 もう1両、1号機があるのですが、ドゴービルタイプの国産で、滅多に庫から出ないようです。


 昼休みが終わり、積荷と人を乗せてバックの推進運転で工場から出て行きます。


 工場内には多くの線路が敷かれていますが、急カーブでSLは通れず、人力での手押しで貨車を移動しています。

 ゆっくりとした推進運転なので、容易に後から追いかけられます。


 国鉄との積み替えホームに到着しました。


 側線にはタンク車が留置されています。
 工場で使用する重油の運搬用で、時たまこれ1両を牽いて往復するようですが、本日はお休みでした。


 積み替えホームの国鉄側にはタンク車が停まっています。
 柵の右側が北陸本線で、国鉄の列車が頻繁に通過していました。


 この魅力的なミニ路線に長居したため、前述のように大糸線の上り貨物列車の追いかけに失敗したのです。


 いつもご覧頂きありがとうございます。↓クルマで足尾線のC12重連を追う 1970.7.21より

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