小樽築港機関区

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2017年7月1日土曜日

陸羽東線のC58 1971.5.29


 東北本線の小牛田駅と奥羽本線の新庄駅を結ぶ陸羽東線は、東側の一部区間でC11が区間列車に使用されていますが、全線通しの運転にはC58が使用され、堺田駅をサミットとする勾配に挑む姿が見られました。

 SLの淘汰が進んだこの頃から、かつてはあまり魅力的と思わなかった線区にも出かけるようになりましたが、陸羽東線もその一つで、行ってみれば景色も良いし、重連もあるしで、この後たびたび訪れるようになりました。

 お初のこの日、先ずは本数の稼げる上岩出駅(現在の西大崎駅)に早朝降り立ちました。

 駅近くの鉄橋で下りの貨物列車を撮影しましたが、まだ露出が上がらず、動体ブレを起こしてしまいました。


 赤ナンバーで車体にも一部装飾がされたC58364の牽引ですが、この765レは川渡駅で長時間の停車後、列車番号を変えて運転されますので、この先また撮影することになります。

 続いては客車列車が発車してきますが、この辺りでは既に煙が薄れています。


 そして、貨物列車も軽快に通過して行きました。


 駅に戻り、下りDCの乗客になり、今度は中山平駅で下車、次の堺田駅までの区間で、勾配を上って来る下り列車の姿を狙います。

 最初にやって来たのは上り貨物列車で、薄い煙を吐きながら勾配を下って来ました。


 次に来るのが先ほどのC58364の牽引する1765レです。
 煙を上げながら、良いリズムで近づいて来ました。



 堺田駅で交換の上りDCが来ましたので一応記録しておきましたが、今見ると旧型DCの整った編成です。


 線路から離れ、田圃から見上げる位置で勾配を下って来る単機回送の姿を撮影します。


 貨物列車の補機の運用があるので、単機回送のスジが見られます。

 今度は客車列車が来ますが、この線は客レの設定も何本かあり、魅力的です。


 前部重連の貨物列車が黒煙を上げながらやって来ました。


 先程の前部補機が堺田駅で切り離され、バック運転の単機回送で通過して行きました。


 堺田駅に到着しましたが、駅を通り過ぎ、次の上り客車列車の撮影に向かいます。

 駅のすぐ先ですが、羽前赤倉駅側からの勾配が続いているので、この辺りでも結構煙を吐いてくれます。


 カマはC58ですが、なかなか魅力的な路線でした。


 いつもご覧頂きありがとうございます。↓クルマで足尾線のC12重連を追う 1970.7.21より

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