小樽築港機関区

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2020年8月9日日曜日

 雨に祟られた 大井川鐵道 1985.9.7

 東海道本線の菊川駅近くでの撮影を終え、まだ午前中なので、大井川鐡道のSLを求めて移動を開始しました。

 途中の牧ノ原台地の北端あたりでは、眼下に大井川と共に、大井川鐡道の線路が遠望できます。


 ちょうど良い具合に、上り電車が金谷駅に向かって近づいて来ました。


 このあと、線路沿いの道を北上したのですが、家山駅あたりから急に天候が崩れ、激しい雷雨のため車から出ることもできなくなり、途中の店で食事をしながら回復を待ちました。

 ようやく小止みになったので、千頭駅に向かうことにします。

 千頭駅では到着した列車から C5644 が切り離され、バック運転でこちらに向かってやって来ました。


 C56 は駅構内のはずれまで行き、ターンテーブルへと向かいましたが、傍らにはかつて西武の山口線で活躍したバッテリーロコが置かれています。


 千頭駅のターンテーブルは手動式なので、傘をさした係員が懸命に押していました。


 向きを変えた C5644 は、再び客車の横まで戻って来ます。


 上りのSL列車を撮影すべく、崎平駅近くの第2大井川橋梁に移動すると、先に下りの普通列車が来るので、まずはこれを撮影しました。


 この橋梁で上り列車を撮影する良い場所が思いつかず、普段ならば逆光になる北側の道路から撮ってみることにします。


 煙を軽く吐きながら、C5644 が正面向きで牽引して来ましたが、明日の下り列車は、珍しくバック運転になるはずです。


 駿河徳山駅の先で、先程撮った電車が戻って来るので待ち構えました。


 既に雨は止みましたが、低い雲が垂れ込めた中を、川に沿って走り去るのを見送りました。


 この日は午前中は快晴だったのに、天気の急変に翻弄された一日でした。

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