小樽築港機関区

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2021年7月19日月曜日

 復活SL SL冬の湿原号 運転開始(その3) 2000.2.5

 撮影最終の3日目になり、この日も太平洋側の釧路地方は晴天ですが、昨日以上に風が強く吹いていました。

 昨日風に巻かれた反省から、この日は正面からの撮影をと思い、茅沼駅の先の、国道と分かれて左にカーブする地点の踏切に行きました。

 運転初年度なので踏切には安全確認の係員が配置されていて、その方と話しているうちに茅沼駅の発車時刻になりました。

 駅を出て、遠く直線の先に C11 がまわり込んで来ました。


 強い横風を受け、煙は大きく流れて行きます。


 目の前を通り過ぎるまで、多くのカットを撮影できました。


 すぐ横に停めてある車に乗り、向かったのは五十石駅の先の、国道が線路をオーバークロスする所です。

 ここにも狭いながら駐車スペースがあり、追いかけて来る列車を待ちました。

 この場所は邪魔な電線もあり、あまり多くは撮れませんが、白煙を上げながらやって来る姿を俯瞰撮影できます。


 昼食・休憩後の帰りの列車の撮影は、順光でサイドからの撮影ができそうなところを地図で探し、凍り付いた細い雪道を進んで、釧路湿原駅と遠矢駅の間の岩保木水門のあたりに行きました。

 日が傾いて、光線が赤くなり始めた頃に、遠くから C11 がバック運転でやって来るのが見えてきます。


 左カーブに入って来ると、次第に側面にも日が当たり始めました。


 軽い足取りで、白煙を吐き続けてくれます。


 目の前を通り過ぎるころから、C11 の側面が光り始めました。


 今回初めて訪れた区間であり、また本格的な雪国での撮影なので当初は不安がありましたが、やはり雪景色の中のSLは魅力的であり、機会を見つけての再訪を誓いました。

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