留萌本線で運転された SLすずらん号 は、1999年5月から運行され、2002年からそれまで留萌駅止まりだったのが、増毛駅まで延長運転されるようになりました。
ここにはSLが現役だったころも撮影していますが、D61 が走っていた以外、それほど注目される線区では無かったように思います。
そんな留萌本線ですが、SL列車が運転されているならば一度は行かねばと、運行開始から5年目にようやく訪問しました。
下り列車の最初の撮影地は、沿線随一の勾配区間である恵比島駅と峠下駅の間ですが、朝から深い霧が立ち込めています。
ファインダーを覗いていると、ブラスト音に続いて、ぼんやりと C11171 の姿が見えて来ました。
なんとかピントを合わせながら、撮り続けます。
すぐに追いかけを開始し、箸別駅の先の、海が見える跨線橋に行きます。
先程は霧でしたが、今度は小雨が降り始めた中を、白煙を上げながら C11 が近づいて来ました。
天気が悪い分、煙とドレーンが消えずに残ってくれます。
線路の撤去が行われ、わずか1線だけが残された、寂しい終端駅になっていました。
帰りの列車は留萌駅までDLが先頭なのでパスし、ゆっくりしてから留萌駅に様子を見に行きます。
既に SL DL 共に付替えを終え、発車の態勢が整っていました。
帰りの列車の撮影も峠下駅と恵比島駅の間ですが、この区間は引いて撮れる場所が無く、バック運転の撮影には向いていません。
線路端なので、どこで撮っても同じような写真になります。
もう一度追いかけての撮影は、石狩沼田駅の先の雨竜川の鉄橋近くにしました。
勾配が無いので軽快に走って来ましたが、バック運転のSLは、これくらいの角度から撮るのが良いと思います。
これにて本日の撮影を終了しましたが、明日は晴れてくれれば良いのですが。
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