小樽築港機関区

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2019年11月19日火曜日

 阿蘇をめぐるSL 1971.7.25

 阿蘇山とSL となると、阿蘇連峰を横断する豊肥本線の 9600 と、外輪山の中をめぐる高森線の C12 が思い出されます。

 この日最初に狙ったのは、午前中に立野の三段スイッチバックを行く、豊肥本線の上り貨物列車です。

 立野駅から少し下がった、スイッチバックが三段とも見える国道脇にて通過を待ちますが、先行して、上りの急行DCが急勾配を下って来ました。


 折返して、二段目を逆方向に降りてきます。


 急行DCの通過後、下り貨物が 9600 の推進運転で、やって来ました。


 9600 のフロントデッキに、梃子扱いの係員と思しき人を乗せて、上って行きます。


 列車の姿が見えなくなってしばらくたつと、汽笛一声、赤水駅を目指して、はるか上の方をゆっくりと上って行きました。


 豊肥本線の貨物列車はこれで当分来ないので、高森線の長陽駅に向かいました。

 高森線は、立野駅から高森駅に向けて一方的な上り勾配で、上り列車は駅の発車直後しか煙を出さないので、長陽駅のすぐ近くで撮影します。


 それに対して C12 のバック運転の下り列車は、力行運転を続けて、煙を上げてくれます。


 この下りの客レを追いかけましたが、終着の高森駅近くでは、さすがに絶気運転になってしまいました。


 高森駅では、C12 を付け替えて、上り列車の準備をしています。


 上り列車は混合列車では無いので、駅構内に貨車を残したまま、軽やかに発車して行きました。


 今日の宿は、阿蘇の外輪山の中にあります。

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