小樽築港機関区

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2019年11月2日土曜日

 客貨両用の C58 が走る 陸羽東線 1971.5.29

 昨夏以降、長らく鉄から遠ざかっていましたが、この年の梅雨が訪れる前に陸羽東線に C58 を撮影に行きました。

 幹線筋の多くが無煙化され、形式の好き嫌いも言っていられず、ローカル線をめぐるようになってきました。

 小牛田駅で乗り換えて、撮影枚数が稼げることから、上岩出山駅で下車しました。

 先ずは後ろから追ってくる下り貨物からです。


 次は上りの客車列車で、すぐ先の上岩出駅を発車して来たのですが、煙を吐く様子が有りません。


 続いてやって来た上り貨物は、上岩出山駅を通過なのですが、こちらの方は少し煙をたなびかせて、まだましです。


 手始めの撮影を終え、本格的な勾配区間を目指して、中山平駅まで移動し、堺田駅方向へと進みました。

 駅構内の少し先で、田植えの準備が進む中、上り貨物が勾配を下って来ました。


 次の下り貨物は、朝一番に撮影した列車が川渡駅で長時間停車し、編成を組み直してやって来るもので、列車番号は変わりますが、牽引機は同じなのです。


 赤ナンバーの C58364 の牽引です。


 反対方向から普通DCが来ましたが、もっとしっかりと記録しておくべきでした。


 田圃に降りていると、補機運用のために、C58 が単機のバック運転で勾配を下って来ました。


 ここ陸羽東線では、日中にも数本の客車列車が設定されていて、客貨両用の C58 の面目躍如といったところです。


 先程の単回を補機に付けて、重連の下り貨物が良い煙を吐きながらやって来ました。


 到着した堺田駅はその名の通りこの線のサミットで、駅の両側ともトンネルは無く、羽前赤倉駅側にはお誂え向きの道路橋があります。


 上り列車は駅の近くですが、まだ勾配が続いているので、力行したままやってきてくれます。

 この日は友人を訪ねて、郡山駅に向かいました。

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