小樽築港機関区

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2020年2月23日日曜日

 板谷峠を行く交流電機たち(その2) 1973.8.24

 板谷峠での撮影2日目です。

 列車本数が多いので、ゆっくりと朝食を済ませてからの出陣です。

 宿のそばの踏切近くで、勾配を下って来る重連貨物から撮影開始となりました。


 板谷駅方向に歩いて行くと、EC急行が下って来ましたが、この頃既に幹線では、優等列車は特急の方が多くなっていました。


 先程の踏切から少し離れた直線の終わりで待っていると、特急つばさ が EF71 に牽引されて近づいて来ました。


 キハ181系は当初補機無しで走っていたのですが、温度上昇がみられるとのことで、補機付というより電機に牽引されての峠越えとなったようです。


 このカーブの先で、板谷駅のスノーシェッドに入って行きます。


 次は ED78 を先頭にした、下りの重連貨物です。


 犬走りを農作業に出かけるおじさんが歩いていますが、この頃は線路端を歩くのは当たり前に行われていました。


 ED78 と EF71 では、同じ様な長さに見えますが、側面のエアフィルターの数が異なっています。


 板谷駅からお隣の赤岩駅までひと駅乗車しましたが、赤岩駅にはまともな道路が通じてなく、付近の集落の人が歩いてくるだけの秘境駅でした。

 板谷駅方向はすぐにトンネルに入るので、庭坂駅方向に歩き松川の鉄橋に着くと、不意に下りの客車列車がやって来ました。


 臨時の特急だったようです。

 次の重連貨物はしっかり構えて撮影できました。


 反対方向から、やはり臨時の特急客レが予期せずに来てしまいました。


 線路脇の擁壁にあがってみると、遠くにスイッチバックの赤岩駅が見えますが、すぐ横の本線をDC急行が駆け下って来ました。


 この場所から振り返ると、先程の松川の鉄橋が俯瞰できます。

 EF71 が 特急つばさ を牽引して、トンネルから抜け出してきました。


 勾配線を登る姿を連写します。


 ようやく長い編成の全体が見えました。


 帰りの列車の時間が近づいたので赤岩駅に戻ります。

 小さな待合室からは本線が見下ろせますが、降り始めた小雨の中を、ヘッドライトを輝かせながら 特急やまばと が通過して行きました。


 これにて撮影を終了し、列車を乗り継いで帰京しました。

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