小樽築港機関区

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2020年2月5日水曜日

 C11 の走る石巻線と陸羽東線古川口 1973.8.9

 この年の夏も仙台をベースに、SLを中心に撮影を行いました。

 ただ、この近くで走っているのは C11 ばかりで、陸羽東線の C58 は、この年の4月にDL化されてしまいました。

 そんな陸羽東線ですが、小牛田駅と古川駅の間の通勤用に、C11 牽引の客車列車がまだ走っていたので、それを目当てに北浦駅に早朝から出かけました。

 この駅では、普通DC列車との交換があります。


 乗降客がいなくなると、汽笛一声、軽々と長い客車を牽き出して行きます。


 朝の通勤列車ですが、それほどのラッシュではなく、のんびりとした雰囲気で走り去って行きました。


 これで陸羽東線は御用済となり、石巻線に向かいます。

 石巻駅までは平坦で変わりばえのしない景色の中を進みますが、上下列車の撮影効率の良い、涌谷駅と前谷地駅の間にて下り貨物を待ちます。


 短いとはいえ20‰の勾配区間なのに、完全に蛇行運転で近づいて来ました。


 今度は反対方向から、バック運転の上り貨物がやって来ます。


 こちらの方はしっかりと力行運転の様相です。


 それせも下り勾配に入ると絶気し、転がり去って行きました。


 石巻線は石巻駅の先は車窓の景色が変わるのですが、あまり先まで行く時間が無く、隣の陸前稲井駅との間での撮影となってしまいました。


 次の下り貨物も、先程の上り貨物と石巻駅で交換でやって来るので、陸前稲井駅を越えて、渡波駅との間に行くのがやっとでした。


 いずれも気温が高いので煙は吐いてくれず、こちらも暑さで嫌になり、これにて退散しました。

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