雪の 東北本線 奥中山－１ 1984.3.3

　仕事の関係で昨年来盛岡を訪れていましたが、前日に仕事を終え、この日は土曜日なのでそのまま１日滞在を伸ばして、奥中山駅に撮影に向かいました。

　朝一番の普通列車に乗車するため未明の盛岡駅に着くと、ホームに583系の 特急はくつる３号 が入線してきました。

　まだ暗いので、荷物の上にカメラを置いて、バルブ撮影です。

　そして普通列車に乗り奥中山駅で下車、直ちに御堂駅方向に歩き始めますが、盛岡では降っていなかったのに、ここらでは本格的な雪模様で、まだいくらも進めないうちに 特急ゆうづる７号 がやって来ました。

　ヘッドマークが無いので特急と判りませんが、後ろ姿を見ると、列車名を確認できます。

　次の 特急ゆうづる９号 までは時間が無いので、このままあまり動かずに通過を待ちます。

　雪は少しやんできて、明るくなってきた中を、ED75 がトンネルから勢いよく飛び出してきました。

　今度は先程より巻き上げる雪が少ないので、通過中の客車も撮影します。

　最後尾は雪まみれで、列車名は隠れてしまっていました。

　この先はトンネルなので迂回して、しばらく先で再び線路際に出ました。

　飛び飛びにコンテナを積んだ貨物列車がカーブを曲がって近づいて来ます。

　ようやく太陽が顔を出してくれ、日差しを正面に受けながら、特急はつかり６号 が高速で近づいて来ました。

　そのあとを追いかけて上りの客車列車が来ましたが、これも普通列車と思えないような速度です。

　下りの 特急はつかり３号 が来る頃になると、再び曇ってしまって、車体の色が沈んでしまいました。

　さらに先に進み、ようやく大カーブに到着しました。

　下り貨物列車が、勾配をものともせずに上って来ます。

　次も下りの貨物列車ですが、下の国道には雪道にもかかわらず、多くのトラックが並んで走っていました。

　大カーブを見下ろす擁壁に、雪をかき分けながら登ってみると、今度も下りの貨物列車が近づいて来ます。

　上り線の架線が気になりますが、ここからはいつ見ても良い角度で列車が撮影できます。

　このあとも撮影を続けましたが、続きは次回に掲載します。