小樽築港機関区

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2019年9月4日水曜日

 常磐線 高萩のSL列車を求めて 1970.3.11

 常磐線の高萩駅の北の区間で、電化区間にもかかわらずSL列車、それも C50 や 8620 の牽引する貨物が有ると知り、早速行ってみました。

 毎度のことながら、列車に乗車中は駅に近づくたびに何かいないかと目を凝らすのですが、関東鉄道鉾田線の分岐する石岡駅の側線では、クラウスらしきSLを見かけました。


 そして水戸駅では、構内で入換中の 8620 の姿がありました。


 高萩駅で急行を下車したのですが、接続の各停が無いのでタクシーを奮発して、南中郷駅に向かいました。

 駅の手前で前方から来るSL列車を発見し、タクシーから飛び降りたのですが、後ろ姿を撮影できただけです。


 南中郷駅には、鉱山への路線や工場への引き込み線があり、広い駅構内では 8620 が入換作業にいそしんでいました。

 その隣の上り本線を、DE10 が牽引する小貨物列車が通過します。


 しばらくすると、8620 牽引の上り貨物列車が猛烈な煙を吹き上げながら、南中郷駅を発車して来ました。


 天気が思わしくなく、気温も低いので、煙とドレーンを巻き付けながらゆっくりと加速して行きます。


 隣の高萩駅との間には小さな峠があり、その勾配に向かうからでしょうか、目一杯の頑張りです。


 このあとは、上り貨物を牽引して、南中郷駅を通過の D51 が、白煙を後方に吐きながら、高速でやって来ました。


 D51 牽引の貨物がまだあったとは、知りませんでした。

 下り貨物は、当時の新鋭 ED75 がきれいな姿で先頭に立っています。


 次に下って来たのは、SLの単機回送で、ようやく C50 の姿が拝めました。


 駅に戻り始めると、また下りの単機回送が来ましたが、こちらは 8620 でした。


 南中郷駅から列車に乗り、お隣の高萩駅にある次の目的地、高萩機関支区に向かいました。

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