小樽築港機関区

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2019年8月3日土曜日

 小海線の キャベツ輸送臨 1968.8.23

 野辺山高原周辺では夏キャベツの栽培が盛んで、8月下旬には出荷が最盛期を迎えるので、小海線では臨時ダイヤを設定し、他区から C56 の応援を得て輸送していました。

 この時ばかりは多くの貨物列車が走るので、中央線の夜行列車で小淵沢へ、そして始発列車で野辺山駅に向かいました。

 野辺山駅からは清里駅方向に戻り、国鉄最高地点にほど近い鉄橋で、最初の貨物列車を待ちましたが、あたり一面の霧で、全く見通せません。


 少し霧が晴れてきたので、DCの2番列車を撮影します。


 野辺山駅方向から、 C56160 が上り貨物を牽いて来ました。


 上り勾配のはずですが、荷が軽いので、ロクに煙を出しません。


 次の下り貨物は後補機付です。


 霧が薄くなったので、今度は後補機の姿も写っています。


 逆向きの C56144 でした。

 場所を移動して、国道から八ヶ岳をバックに撮影できるポイントに行きました。


 晴れていれば名撮影地なのですが、この日はダメです。


 C56 が単機牽引で、空の通風車を送り返してきました。

 野辺山駅に向かって帰途に着きますと、上りのDC列車がやって来ました。


 日本中にあふれていたこの手の気動車も、今では懐かしく思います。

 さらに駅近くでは、C56144 牽引の上り貨物が来たので、バックが悪いものの撮影しました。


 野辺山駅に着くと、C56160 が入換中ですが、キャベツを運んできたトラックも年代物です。


 鉄路が貨物輸送を担っていた、良き時代でした。

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