野辺山高原周辺では夏キャベツの栽培が盛んで、8月下旬には出荷が最盛期を迎えるので、小海線では臨時ダイヤを設定し、他区から C56 の応援を得て輸送していました。
この時ばかりは多くの貨物列車が走るので、中央線の夜行列車で小淵沢へ、そして始発列車で野辺山駅に向かいました。
野辺山駅からは清里駅方向に戻り、国鉄最高地点にほど近い鉄橋で、最初の貨物列車を待ちましたが、あたり一面の霧で、全く見通せません。
少し霧が晴れてきたので、DCの2番列車を撮影します。
野辺山駅方向から、 C56160 が上り貨物を牽いて来ました。
上り勾配のはずですが、荷が軽いので、ロクに煙を出しません。
次の下り貨物は後補機付です。
霧が薄くなったので、今度は後補機の姿も写っています。
逆向きの C56144 でした。
場所を移動して、国道から八ヶ岳をバックに撮影できるポイントに行きました。
晴れていれば名撮影地なのですが、この日はダメです。
C56 が単機牽引で、空の通風車を送り返してきました。
野辺山駅に向かって帰途に着きますと、上りのDC列車がやって来ました。
日本中にあふれていたこの手の気動車も、今では懐かしく思います。
さらに駅近くでは、C56144 牽引の上り貨物が来たので、バックが悪いものの撮影しました。
野辺山駅に着くと、C56160 が入換中ですが、キャベツを運んできたトラックも年代物です。
鉄路が貨物輸送を担っていた、良き時代でした。
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