超高層建築がようやく建てられ始めたこの当時、1970年に浜松町駅に隣接して建設された貿易センタービルは、40階建てで高さは152mあり、最上階に展望台がありました。
ここからならば線路を俯瞰撮影できるだろうと、二眼レフにカラーフィルムを詰めて登ってみました。
案の定、汐留のヤードをバックに、新幹線の全編成が撮影できます。
上のカットは上りのこだま、12両編成で、バックの汐留では貨物輸送が盛んだった様子が見られます。
もう少しカメラを下に向けて、16両のひかりの長い編成を一杯に収めてみました。
場所を変えて田町駅方向を臨みます。
曇天なので、逆光にならずに済みました。
モノレールの下を通過して行きますが、浜松町駅に進入して来た京浜東北線は、青と緑の混色編成です。
この頃、山手線にはクーラーがようやく搭載され、屋根の上に乗せられているのを見て喜んでいました。
12枚しか撮影できないのに、東京タワーが横に見えるのが珍しく、1枚撮ってしまいました。
高さが31mを超える建物が少なく、東京の空が広かった時代です。
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