小樽築港機関区

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2019年12月17日火曜日

五能線の ハチロク 1972.3.15

 東北地方のローカル線撮影旅、2日目は五能線です。

 8620 が走り、深浦あたりを走る混合列車が良く知られていましたが、全線通しの列車本数が少なく、撮影効率の悪い路線でした。

 それでも東能代駅近くでは通勤用の区間列車があり、朝のうちはこれを撮影すべく、ひなびた沢目駅に降り立ちました。

 8620 が牽引して、長い編成の客車列車がやって来ました。


 無人の沢目駅は通過して行きます。


 急に天候が崩れた中を、反対方向からバック運転で下りの客レが姿を現わしました。


 降り続く雪を避けるために大きな樹の下に避難していると、時刻表には無い、バック運転の単機回送が、雪にかすむ中を通過して行きました。


 間もなく嘘のように晴れ上がり、2本目の上りの通勤列車が近づいて来ました。


 朝の列車は以上なので、深浦駅までのんびりと車窓を楽しみながら移動します。

 ここ深浦駅ではお昼頃に上下の混合列車が1本ずつ通過しますが、広戸駅方向に進み、海側から上り列車を撮影します。


 深浦駅の手前なので、絶気運転です。


 再びモノクロに持ち替えて、カットを稼ぎます。


 深浦駅に戻り、下り列車の到着を待ちます。

 列車は到着すると停車時間が長いので、一旦客車を切り離し、8620 は給水・給炭に向かいます。

 中途半端にターンテーブルに乗り上げて、停車しました。


 すぐそばまで山が迫り、給水ポート等が手狭な中に配置されているためのようです。


 発車時間前に、余裕を持って広戸駅方向に歩き、線路脇の切り通しの上に登ります。

 やがて発車の汽笛が響き、白煙を吐きながら海沿いの道をやって来ました。


 何しろ本数が少ないので、カラー、モノクロとカメラを持ち替えて撮影を続けます。


 切り通しの足元を通過して行きます。


 後ろ姿を撮影すると、海をバックにして奇岩が一緒に入りました。


 深浦駅から本日最後のポイントを求めて、能代駅に向かいました。

 ここから向能代駅方向に戻り、米代川の鉄橋に出ましたが、対岸に渡る道が近くに無いので、橋を見下ろす高台にあがりました。

 先に来たのは上りのDC列車ですが、すでにカラーを使い切ったので、モノクロのブローニーでの撮影です。


 下り貨物の時間になる前に陽が落ちて、スローシャッターしか切れません。


 動体ブレを起こしながら、バック運転の貨物列車を撮影しました。


 今晩の宿も、夜行列車の狭い座席です。

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